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【磯村晴子のYummy!&Sunny days】インドのストリート・フード「パニプリ」との出会い

ナマステ!メディカル・コミュニケーション事業部の磯村晴子です。私、実はCactus Japanオフィス、通称日本オフィスきっての食いしん坊なんです!ということで、私の連載ではインドの食べ物や、カクタス日本オフィス周辺のランチなどをレポートしたいと思います。

さて、今回ご紹介するのは、パニプリ(Pani Puri)。インド北部ではゴルガッパ(Golgappa)というそうです。言葉だけでも何となく楽しい感じがしますよね?このパニプリは、インドの屋台で食べられるおやつなのですが、かなり未体験ゾーンな味がします。私は何の事前知識もなく、先日インド・ムンバイにある本社に出張に行った最終日、ショッピングの帰りに同僚に「パニプリ食べてみる?」と言われて食べたのが最初でした。

 

パニプリとの出会い

その時インド出張は3回目でしたが、慣れない日本人には食べ物や移動の難易度が高い国です。チームメイトには「一人でオートリキシャ(インドの三輪タクシー)に乗るな!」とか、「水の状態が悪いので加熱処理したもの以外は食べるな!」とか、いろいろ注意されていましたが、出張の最終日はお腹を壊しても仕事に影響はないだろうと、興味に任せて食べることにしました。

「パニプリ」って名前からは、アジア諸国の屋台でよく食べるような、蒸したり焼いたりした甘いお菓子を想像していたところ、これが全然違いました。注文すると、パニプリ店のおじさんが手のひらサイズのボール型クラッカーを手に取り、コンコンと穴を開けて、何かフィリングを詰め、2種類の謎の液体(ソースとは呼べないくらい水っぽい感じ)を中に入れて、深皿で渡してくれます。「一口で食べてね」と言われ、クラッカー的なボールをシャクっと口の中で噛むと、プシャーっとほのかに酸っぱくてスパイシーで少し甘い液体が口の中に広がります。

これって初めての食感じゃない?などと思いを巡らせる暇もなく、目の前には次のパニプリがおじさんから差し出されています。

えっ???動揺した私に同僚が、「5個セットなの(^_-)」と教えてくれます。これには2度びっくり。わんこそば状態で屋台のおじさんがパニプリを次々と作って、待ち構えているのです。そのあまりの衝撃に、私が完食したのか、同僚が最後の一個を手伝ってくれたか定かではありません(笑)。

 

一口食べたら忘れられない

何が衝撃かというと、カリッと噛んだ後に口の中が液体で一杯になる食感、それから、その液体の味です。高野豆腐ともウォータリーキスミントとも違う、口の中でスプラッシュする感じが独特です。味の方は、一番近そうなのが韓国の冷麺のつゆに、ミントの清涼感を足したようなイメージかな。ジュースやソースと言うには味がはっきりせず、かといって水ではない。遠くから酸っぱさと辛さが顔を出します。

パニプリを食べたその日から、というと大袈裟ですが、この衝撃を他の日本オフィスの人にも味わってほしいと思うようになり、翌年の出張でやっとインスタントパニプリキットを手に入れました。そして今年の会社のバーベキューで、ついにパニプリワラ(パニプリ屋さんの意)となり、みんなに食べてもらいました。

インスタントキットの中のフィリングまでは入っておらず、イメージとネット検索で、ジャガイモとクミンで自作したものですが、インドから出張に来ていたインド人2人も美味しいと言ってくれたのでオッケー。

 

作ってみよう!How to make パニプリ

さて、それでは気になる作り方です。

1.まず、パニプリインスタントキットを手に入れましょう!これが一番難しい。プリがすでに揚がっているタイプもインドには売っています。

Panipuri_1-min

 

2.キットに入っているプリを揚げます。平たいプレートみたいになっています。タイのエビセンの揚げる前に似てますが、プリは数秒で膨らみます。

Panipuri_2-min

 

3.フィリングを作ります。ジャガイモの皮を剥いて1センチ角にします。玉ねぎはみじん切りに、あれば、パクチーも刻んでおきましょう。あと、ひよこ豆の水煮缶があれば、水を切っておきます。

4.ジャガイモだけ3-5分程度、柔らかくなるまで電子レンジでチン。

5.ボールにクミンパウダー小さじ1/2と、コリアンダー、ジンジャーパウダー、マンゴーパウダー、黒胡椒、塩を各少々混ぜておきます。本当は、チャットマサラパウダーを使うようですが、日本で手に入れるのは難しいと思います。そこに、上記の3と4を入れます。

6.さて、ここからはパーティーが始まる/食べ始める直前に。まず、タマリンドチャツネを作ります。キットに入っている赤っぽい粉に、お湯を入れて、1〜2分待ちます。

7.次にジャルジーラを作ります。多めの水と混ぜるので、大きめな容器を準備しましょう。これもキットに入っている緑色の粉と水を混ぜるだけ。

8.最後は、2で揚げたプリに、指でコツンコツンと穴を開け、フィリングを少し入れて、タマリンドチャツネをティースプーン一杯から小さじ一杯くらい、そしてジャルジーラを穴の中にたっぷり注いで、できあがり!!!

Panipuri_3

迷わず口にポイっと放り込みましょう!そこに未知な世界が広がっているはずです。

ぜひ、インドに行く機会があったら、試してみてくださいね。日本のインド料理屋さんでも、出しているところもあるみたいですよ!液体が入っておらず食べやすいセブプリ(Sev puri)、ヨーグルトの入ったダヒプリ(Dahi puri)もお勧めです。

Panipuri_4

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磯村晴子

カクタス・コミュニケーションズ株式会社のメディカル・コミュニケーション事業部アカウント・ディレクター。医薬品、バイオテクノロジー、医療機器の各企業に向けたサイエンティフィック・ラィティングや出版コンサルテーションサービスを展開、企業との業務提携や事業開発を担当。

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