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【まことのFACT】これまでの人生を振り返ってみる makotosfact2

先日インド本社で行ったリーダーシップ研修会が非常に興味深く、自分自身の振り返りに役立ったので書きたいと思います。カクタスグループは設立から17年目の現在、世界7ヶ国に現地オフィスを持ち、1,000人近くのスタッフが働く会社に成長しました。私自身は設立2年目にインドで働き、5年目からは海外初拠点日本オフィスに在籍しているので、これまでの成長を会社と共に経験してきました。

信じられないスピードで変化する会社で、創業者であるゴエル兄弟以外はリーダーシップの入れ替わりが何度もあり、自分が今もそのグループにいることが奇跡のようです。今年度もまたリーダーシップの変更があり、新たにCACTUS leadership groupが結成されたため、今回全員の結束を強めるための研修会に参加しました。

毎回、研修会があると事前にたくさんの宿題があるのですが、今回はなかなか大変な課題が来ました。「自分自身のこれまでの人生を振り返り、5年ごとに起きた出来事(いい事・悪い事)、そこで感じた事、それらが今の自分自身の性格形成にどう影響を与えたか、印象的な人物は誰で、それはなぜかをこと細かに書き出し、一人1時間半を使って自分の人生について語りなさい」という宿題です。インドへ向かう約9時間のフライトの機内でずっとこの課題に取り組んでいました。誰でも時折自分の人生について人に語ることはありますが、まさか生まれてから今日までの人生を詳細に話す機会があるなんて考えてもいませんでした。まさに「自分自身を他の仲間の前でさらけだしなさい」という課題です。

はじめは幼少期の思い出がなかなか浮かんできません。とにかくやみくもに思い出してみるのですが、どうしても思い出せないので、エクセルに年号と自分の年齢をすべて書きだし、思い出せる年から入力してみました。すると最初は出てこなかった思い出がどんどん蘇りました。私の幼少期はとても人様に語れるようなものではないので割愛しますが、高校までの自分の思い出に共通していたのが「不安、妬み、劣等感」とネガティブな感情ばかりでした。途中なんとかいい思い出がないか自分に問いかけても、やはり出てきません。ちょっとした喜びはもちろんありましたが、とりわけ人に語るまででもない些細なものばかりです。

両親や親族がこの記事を読んでいないことを祈りますが、事実がどうであったにせよ、私の記憶の中では、15歳まではNot happyな人生であったようです。その後の人生において内面的な変化はありましたが、やはり自分に起きた幸せな出来事よりも辛い出来事のほうが記憶の中では優勢で、仮に同じ年にいい思い出はあっても、辛い思い出の影響力が強いようです。

嘘をついても仕方ないと開き直り、ありのままの人生を綴って当日を迎えました。現在CACTUS leadership groupのメンバーは9名で、このセッションは一人の持ち時間が1人90分、合計単純計算で810分、実際は15時間の長丁場でした。私以外全員のメンバーがインド人なので、育った環境が違うため理解できない所もありましたが、一人一人の話を聞いていると、アップダウンはあれ概ね人生を前向きに捉えている人がほとんどでした。現在の私は決して悲観的ではなく、どちらかというと楽観的だと思いますが、他のメンバーと比較すると、自分の心の奥には陰が宿っているのだと強く感じてしまいました。似たように辛い経験をした人の話を聞いても、当初は辛くても、その運命をしっかりと受け入れているように思えました。

自分と彼らの違いはなんだろうか、とこの研修会の間に何度も自問自答していましたが、自分なりに出た結論は「許せていない事がまだたくさんある」でした。すべて過去の出来事で現在の私の人生に影響はないはずなのですが、裏切られた記憶、強制された記憶、バカにされた記憶などがいまだに心の奥に眠っているようです。「同じ辛いことが過去に何度も起きたから、将来また起きるのではないか心配なんだ」と正直な思いを語ると、他のメンバー数名が「そう思うこと自体がまた悪い出来事を呼び込むから、考え方を変えた方がいい」「ここでその感情は断ち切った方がいい」とフィードバックをくれました。

10年以上前に「ザ・シークレット」という本で読んだことを思い出しました。「無意識に思う事が現実に起こる。頭の中が常にプラスであればいい事しか起こらない、逆にマイナスな事を考えるとそれが実現する」という話です。そんなのバカげている、と言ってしまえばそれまでですが、不安であっても何の解決にもなりませんし、このマイナスな発想自体を変えるいいチャンスだと思いました。

今回の研修会は自分自身の性格を変える機会だったのだろうと締めくくりました。私はこの研修を一つの人生の転機として、過去に起き忘れた自分の気持ちと向き合い、変わっていこうと思います。今まで自分が許せないと思っていた人や出来事とここでお別れをして、常にプラスに考えます!またダメダメだった幼少期の自分も許します!

 

I forgive you. I forgive myself. And I move on!

 

皆さんも時間を取って一度自分の人生を振り返ってみてください。もし私のように記憶の中に埋もれたネガティブな自分がいたら、それを開放してあげてください。自分の人生を変えられるのは自分しかないので、一緒にポジティブな未来に変えていきましょう。

Leadership training_2019

この記事を書いた人

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湯浅 誠

カクタス・コミュニケーションズ株式会社、代表取締役。1978年千葉県生まれ。大学を卒業後に渡英。その後インドに渡り、Cactus Communicationsに就業。現在は日本法人であるカクタス・コミュニケーションズ株式会社の代表取締役を務める。

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