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MBA留学のタイガー・ウッズになれ。

プロ留学カウンセラーインタビュー(2) ジェフ・ロア

ジェフ・ロア (Jeff Roah)

東京、青山にてRoah Consulting(ロア・コンサルティング)を運営。留学カウンセラーとして多くの日本人をトップレベルの海外MBAプログラムに送る。クライアントの状況に合わせた柔軟なコンサルティング・サービスを展開。

MBA留学、大学院留学コンサルティング・サービス、Roah Consulting(ロア・コンサルティング)を運営されています。どのような種類のサービスを行っているのか教えてください。

私の留学コンサルティング・サービスでは、まあいろいろあるんですが、基本的には次の3つの方法でクライアントの留学をサポートしています。

Image4まず第一に、どのスクールにどのタイミングで出願するべきかの戦略的なアドバイスとガイドラインをクライアントと検討します。初めて留学準備をするクライアントは結構、一番レベルの高いスクールのプログラムしか知らないことが多いんですよね。そこで彼らの知識をぐっと広げて、どのスクールが彼らのニーズにぴったり合っているかを、クライアント自身が情報に基づいて決定できるようにします。例えば、クライアントによっては、年齢やキャリア状況を考えると1年間のMBAプログラムが適している場合がありますよね。

DSC01942 それから、本人に出願する体勢が本当に整っているかもしっかり確認します。まだ出願できる段階でないと判断した場合には、本人にそう伝えることもあります。合格の可能性を上げるために、ときには1年間待ったほうがいいことだってあるんですよ。逆に、テストのスコアがあんまり思わしくないな、という場合でも、再出願者を歓迎するスクールには出願してしまったほうがいい場合もありますしね。こういうのはケースによってぜんぜん違いますから、クライアントに合わせたアドバイスをします。

それから、第二にエッセイです。クライアントと一緒に、質が高くて突出したところのある、インパクトの高いエッセイを練り上げます。私が一番時間をかけるところはここです。エッセイでは、自分自身の目標をできるだけクリアに、そして具体的に表現することがきわめて重要です。自分自身の弱点に対する気づきを明確に伝えて、しかも、そのスクールに入学することがその弱点の克服にどう役立つのかを具体的に説明すること。ぼんやりした目標しか描けなかったり、一般論的な内容になってしまっていたり、自己認識の足りなさが目立つようなエッセイにならないように注意を払います。つまり、クライアント自身の将来の目標と、その目標の達成に問題のスクールがどう貢献するのかの1点にフォーカスしたエッセイにまとめるわけですね。そのエッセイ中で、一人一人のクライアントの興味深い部分やユニークな側面を引き出すようサポートするのです。

Image4第三に、面接試験のための準備とトレーニングにみっちり時間をかけます。模擬面接もします。面接は出願プロセスでもかなり重要なんですが、実際は多くの出願者がこの重要性を見過ごしがちです。もし準備をまったくしないで面接におもむいたとしたら、それはもう不合格のためのレシピと言ってもいいんじゃないでしょうか。だから私は自分のクライアントにだけはしっかり準備をしてもらうようにしています。私のコンサルティングでは、各クライアントに数時間の面接トレーニングの時間を割いています。クライアントとの面接をビデオに撮り、フィードバックとともに送るんです。みなさんよく本番の面接のほうが、私が練習でやった面接よりはるかに簡単だったなんておっしゃるんですよ。

つまり私は、自分の留学カウンセラーとしての義務とは、クライアントの長所、これまでに成し遂げたこと、人とは異なるユニークなキャラクターをよく理解することだと考えています。そして、彼らとじっくりと仕事をしながらこういったキーポイントをエッセイや面接で効果的に表現できるように準備していくんです。

ジェフさんには留学カウンセラーとしての長い経歴があります。これまでのお仕事で、何人のクライアントを成功に導いてきましたか?

Image5私のMBA・大学院出願コンサルタントとしてのキャリアは、今年で10年目に突入します。これまでにマンツーマンのコンサルティングを通じて175人の留学成功者を導いてきました。フル・コンサルティング以外のサービス、例えばGMATやTOEFLコース、面接トレーニングやその他のコンサルティング・サービスを通して指導してきた受験生を入れると、合計で300以上のクライアントが私のもとからMBAプログラムや大学院に入学していきました。はっきりした数字はわかりませんが、私が受け持った95%以上のクライアントは入学審査で合格していると思います。

たくさんのクライアントの中で、特に記憶に残っているケースはありますか?

思い出に残るクライアント、心に強く残ったクライアントはたくさんいますよ。ハーバード・ビジネス・スクールへの入学を助けた医師の方もいましたし、GMATで640を取ってスタンフォードに合格した科学研究者の方、GMATで620点を取ってHECに入学したスーパー・コンピュータのエンジニアの方などがいらっしゃいました。ですが、中でも私にとって一番強く思い出に残っているのは、あるワーキングマザーのクライアントです。彼女はGMATで600点以下だったのにもかかわらず、シカゴのMBAプログラムに入学しました。彼女は自分のスコアの低さを、すばらしいエッセイを書くことで克服したんです。ユニークで印象的な長所や、自分にどうしてもMBAが必要な切実な理由を語ったすばらしいエッセイを書き上げました。そして、面接への完璧な準備で合格を勝ち取りました。

ジェフさんは、ご自身の留学コンサルティング会社、Roah Consultingを経営されています。この会社を始められたきっかけはなんだったんでしょうか。

DSC01970私にはマネージメント・コンサルティングを12年行ってきたバックグラウンドがあります。以前はErnst & YoungやPricewaterhouseCoopersなどのインターナショナル・ファームで働いていました。最初に留学コンサルタントになったのは2001年。ある大手の大学院留学会社が、大学院卒の学歴でライティングと英文校正のスキルがある人材を探していて、そこに応募したことがきっかけです。ちょっとした試験を受けて合格し、採用されました。

最初の1年は夜だけのパートタイムでMBAコンサルタントをやりながら、日中は以前の仕事を続けていました。ですが、始めてみたら、自分が留学カウンセリングの仕事のほうが好きだということになってしまったんですね。それに加えて、その年にサポートした9人のクライアントが全員MBAに合格したことも自分にとって引き金になりました。前の仕事をやめてフルタイムの留学カウンセラーに転向し、五反田で7年間勤めました。

Image62009年の4月に自分のファームを持とうと決意し、会社を立ち上げました。コンサルタントとしての仕事は以前のやり方と変わっていませんが、、今は自分のクライアントのためにスケジュールやコンサルティング料にかなりの融通を利かせられるようになりました。さらに、みなさんももそうだと思いますが、経験すればするほど、自分のコンサルティング力が上がっていったと思います。それに、これが一番私には大切なことですが、クライアントを助けて合格に導くことに以前よりももっとやりがいを感じるようになりました。

留学を目指す日本人に欠けている能力は何だと思いますか?

Image7まずはじめに、私は日本人に留学に必要な能力が欠けているとは思っていません。私が言いたいのは、ただ単に、英語ネイティヴではない出願者が自分ひとりで留学準備を全部やるのはものすごく不利だということなんですよ。みなさん、ほとんどの英語ネイティヴの出願者ですら留学コンサルタントを雇っているんだということに気づいてないんじゃないでしょうか。たとえどんなにすばらしい書き手でも、やっぱり誰かの目を通して出願エッセイをチェックしてもらったほうがいいに決まってるでしょう?タイガー・ウッズですらスウィングのコーチが必要なわけですから、誰だってエッセイのコーチを付けたらいいじゃないですか。
ときどき、自分ひとりで何年もかけて留学しようと努力した末に、最後の最後で私のところにやってくるクライアントがいます。そういう方には、私はいつも前の年の出願書類を見直すように言います。その中で私が気づいた典型的な問題はだいたい次のようなものです。

私のコンサルティング・サービスを受けた人は、このようなミスを犯さないように十分注意していますので、必ず成功の可能性が上がるはずです。エッセイに関しては、丁寧に一つ一つのエッセイをチェックして、文章構成、論理や内容のエラーを細かく指摘します。その結果、明確でよく整理された、重要度の高い魅力的なエッセイができあがります。また、私のコースではクライアントに毎週エッセイの締め切りが与えられています。こうすることで、クライアントが安定したペースでエッセイを定期的に書くよう強いられますので、予定よりも多くのスクールに出願できるようになります。最後に、先ほども説明したように、クライアントがインタビューで最高のパフォーマンスを見せられるように準備に時間をたっぷりかけます。

留学を目指す日本人が身につけておくべきスキルは何だと思いますか?

Image8確かなライティングスキルは大学院では死活的に必要なスキルです。もちろんスピーキングやリーディング、リスニングもまた、言うまでもなく必要なスキルではあります。ビジネススクールのプログラムが進むペースは、みなさんが想像するよりもずっと速いです。ライティングに関して言えば、美しく書く必要はないんですが、すばやく、明確に、簡潔に書けるようになる必要があります。ラッキーなことに、MBA出願のプロセスは大学院出願のいい準備になるんですよ。出願者は大量の出願エッセイを書かなければいけないだけでなく、大量のGMATとTOEFLのエッセイを書かなければなりませんから。このプロセスを通して、エッセイカウンセラーからのフィードバックを学習しながら、彼らのライティング・スピードはどんどんアップし、もっと効果的にポイントを取れるようになるわけです。大学院の学習量ははんぱじゃありませんから、リーディングとライティングは特に重要なんです。

私が毎年自分のクライアントに伝えていることは、大学やスクールからアクセプトされた後でも、英語を使いつづけ、学習し続けてほしいということです。みなさん、いいニュースを聞いちゃった後は英語の教材を向こうに押しやってしまうでしょう。問題は、英語に触れないままでいる数ヶ月間で、その人の英語スキルはダウンしてしまうってことなんです。そのまま学校がはじまってしまったら、講義のスピードや大量な課題にショックを受けるにちがいないんですよ。もちろんみなさん、せっかく合格をもらったんですからお別れパーティーとか休暇とか楽しんでもらったらいいんですけど、その間も英語を忘れないで欲しいんです。多くのビジネススクールが、Pre-MBAコースを持っていますので、参加することをお勧めします。私自身が合格したクライアントのために運営しているPre-MBAプログラムもありますので。

最後に、MBA留学、大学院留学を志す読者のみなさんにアドバイスをお願いします。

Image9多くの受験者がする一番のミスは、正しいスクールに出願しないことです。ケースによっては、失敗の余地なしに一番競争率が激しいスクールにしか出願しない場合があります。逆に自分のポテンシャルを低く見積もって、「安全圏のスクール」にしか出願しない人もいます。出願者を痛めつける他の要因としては、自分の過去と未来のキャリアに合わないスクールを選んでしまうことです。私のアプローチは各クライアントのスコアやグレード、プロフェッショナルのバックグラウンド、将来のゴールを詳しく分析して、どのスクールが一番合って、合格しやすいのかを決定することです。


ジェフさんが運営するロア・コンサルティングのサー
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